研究室の最近のブログ記事

岡本ゼミ 欧州視察・岡山県、鳥取県視察

 

欧州視察(平成2635日~14日)

 

地域研究センター副所長、岡本義行教授を代表とする視察団5名は、ドイツNRW州の Ruhr地域 における"From mining industry to culture"の実状と政策を把握することを目的に、ボッフム、ボトロップ、エッセン等を訪問した。また、スウエーデン・ケーブリンゲ市市長と副市長とのセミナーおよびスイス・ヌーシャテル大学・クロバジエー教授とのセミナーに参加した。

 

(1)ドイツ・ボッフム商工会議所セミナー(Dr. Hans-Peter Merz

ボッフムは、ルール工業地帯を代表する工業都市である。ボッフム商工会議所の会員企業は、約3万社、ボーフムを中心にヘルネ、ウィッテン、ハッティンゲンに事務所を置いている。

ボッフムは、戦後の炭鉱の閉鎖から新たな地域振興を目指して来た都市である。現在、ボッフム商工会議所ではインキュベーションの提供、教育プログラムや職業訓練システムの充実が行われ、さらなる多様化・国際化に向けた人材育成が図られている。

 

 

 

 

Bochum2_2014.3.7.JPG  

 

201437撮影  ボッフム商工会議所セミナー受講

 

(2)ドイツ・ボトロップ市市長によるセミナー

ボトロップの採鉱は2018年まで終了する。このことは、これまでの連邦政府から出ていた補助金の停止を意味する。一方で、鉱業従事者は現在でも5000人を超えているため、新たな産業の創出が求められている。

こうした背景から、グリーン産業への構造転換が模索され、低エネルギー都市を目指したプロジェクトが推進されている。

 

 

 

  Bottrop_2014.3.7.JPG

201437撮影  ボトロップ市市長によるセミナー受講

 

(3)ドイツ・ケルン大学・ブラウン教授の案内でケルン視察

ブラウン教授の案内によりケルン大学や学生街を視察した。また、ライン川の河川港再開発地域の視察を行った。ライン川再開発地区は、かつて貯蔵庫が立ち並ぶ倉庫街であった。倉庫の中には、保存建築指定を受けた建物も在るが、手入れされることなくそのまま放置されていた。そこで、1990年代よりライン川の河川港再開発構想が議論されことになる。そして、2000年代から新たなビル建設や再開発が実施され、地域活性化が行われていた。

 

  cairn_2014.3.11.JPG2014311撮影  ドイツ・ケルン大学・ブラウン教授の案内でケルン視察

 

(4)スウエーデン・ケーブリンゲ市市長と副市長とのセミナー

 スウエーデンで原発が立地する自治体の市長Pia Almstr?m氏と副市長 Roland Palmqvist氏、そして事務局長Mats Rosen氏による、海外の原発立地地域に対する調査、そして地域活性化のセミナーを開催してくれた。

 

 

 

 

  2014.3.11kaburing.jpg  

 

2014311撮影 ケーブリンゲ市におけるセミナー

 

(5)スイス・ヌーシャテル大学・クロバジエー教授とのセミナー

ヌーシャテル大学では、クロバジエー教授(Prof.Olivier Crovoisier)とのセミナーに参加した。セミナーでは、クロバジエー教授に学ぶ院生・講師4名による研究発表が行われた。また、法政大学側は、岡本義行教授等4名(教員2名、学生2名)が各自の研究発表を行った。

 研究発表後は懇親会が開催された。懇親会では、スイスと日本の文化、各自の研究についてのディスカッションが盛んに行われ、一層の交流が深められた。

 

 

 

  Neuchatel_2014.3.13.JPG

 

 

2014311撮影 スイス・ヌーシャテル大学・クロバジエー教授とのセミナー

 

 

岡山県、鳥取県視察(平成26年3月20日~22日)

 

地域研究センター岡本義行研究室では、地域活性化の先進事例地を訪問し、視察及びヒアリング調査を行っている。今回は、岡山県倉敷市と西粟倉村、鳥取県八頭郡八頭町等を訪問した。

 

(1)倉敷市美観地区視察

倉敷市の町屋を視察した。また、町屋の再生活動を行っているNPO法人「倉敷町屋トラスト」を訪問し、活動の現状をヒアリングした。NPO法人「倉敷町屋トラスト」は、町家の再生・利活用を通じて地域の生活文化の継承、育成と創造、景観の保全を目的として活動を行っている。

 

 

  kurashiki2014.3.20.jpg

2014320撮影 倉敷市「美観地区」視察

 

(2)岡山県西粟倉村「森の学校(NPO法人)」

西粟倉村は村の面積の95%は森林であり、その森林の84%は人工林である。西粟倉村の「森の学校(NPO法人)」では、先人が守って来たこの森林環境を次世代に継続してもらおうという事業・活動が行われている。

「百年の森林構想」と名付けられたこの構想は、森林の保全管理、間伐材の商品化、プロモーション等を村の住民や関係者が繋がることで森林経営を可能にし、持続可能な地域社会を目指している。

 

  .2014.3.21nisiawakuramura.jpg

 

2014321撮影 西粟倉村「森の学校(NPO法人)」にてヒアリング

 

(2)鳥取県八頭郡八頭町隼駅「隼駅を守る会」視察

鳥取県隼駅は、バイクのハヤブサ(スズキ)を所有するライダーが集う駅としてその名が知られるようになる。バイク専門誌に掲載されたことが切欠となり、バイク(ハヤブサ)の愛好者達が隼駅へ集まるようになった。

地元住民の有志達は、こうして全国から集まってくるライダーへの受入体制として「隼駅を守る会」を設立した。そして、この活動により隼駅の整備や休憩所の設置が施行されている。

 

 

 

  DSC_0052.JPG

 

2014321撮影 八頭 町隼駅「隼駅を守る会」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなのはままつ創造プロジェクト2.jpgのサムネール画像

 

 私たち恩田研究室では一昨年より、静岡県浜松市にて共同建築とその同時代に建てられた建物の調査研究を行っています。

 

 共同建築とは、戦災復興の過程で、隣接する住人と共同で建てた鉄筋コンクリート造のビルディングのことであり、隣接する住戸と壁を共有しているのが特徴です。この共同建築を含め、この時代に建てられた建物を地域資源として、中心市街地の活性化に活用できるのではないか、と私たちは考えています。昨年度は、この調査研究が、浜松市の「みんなのはままつ創造プロジェクト」事業に採択され、浜松市からのバックアップをもとに推進させました。あわせて、その成果として「共同建築とその同時代の建築」と題したパネル展を31522日に浜松のまちなかで開催しました。展示会には、たくさんの方が来場し、地域資源としての共同建築の存在を知っていただけたことと思います。

 

 共同建築を実際に活用していくには、さらに調査研究を深めていく必要がありますが、今後も活用を視野に入れて、着実に前進させていきたいと考えています。

 

 

恩田研究室 清水遥介

 

 

 

みんなのはままつ創造プロジェクト.jpgのサムネール画像  

   

 

アーカイブ