法政大学大学院地域創造インスティテュートのご紹介
グローバルに展開される地域間競争のもとでは、知的資源を活用した魅力ある地域の創造が問われます。また高度知識社会においては、国際的な視野のもとで、多様な価値観、高度な専門的知識、幅広い教養、柔軟な創造力を持ち、具体的に課題解決する能力、すなわち魅力ある地域を創造する能力が要求されます。
そこには個性的な文化の振興、競争力のある産業の振興、サステイナブルな生活環境への改善、自然・都市環境の改善、そして住民や観光客に魅力的な地域空間をデザインすることが必要となります。
地域の課題は、中山間地域、過疎地域、地方の中小都市だけの特別な施策ではなく、高齢化・集中化する大都市にも存在します。
地域創造インスティテュートのカリキュラムの中心は、これらの課題に対応する下記イメージ図に記した3つの創造群からなります。
総合的かつ具体的な観点から、新たな地域の創造を教育研究し、問題解決能力や政策デザイン能力の養成、新しい価値観の創出、世界に向けた情報発信を担う高度専門職業人及び研究者の育成を行います。
そのため、『地域デザインに不可欠な知識とスキルの習得』『当該分野における創造的な発想の醸成』そして『地域創造力の練磨と実務的な政策形成・実施スキルの育成』という三位一体の教育研究を、自治体などと協力して実習するプログラム(フィールドワーク)を含めて実施します。
地域創造インスティテュート 3創造群イメージ
地域創造インスティテュート 教育サービスの特徴
「3つの創造群」からなる多様な学び
入学後は、「都市・文化・観光創造群」「産業・企業・イノベーション創造群」「人材育成・生活・ウェルビーイング創造群」の3つの創造群のいずれかを選択しますが、所属する創造群以外の科目も履修できるなど、地域研究に関連する科目を幅広く学べます。「ワークショップ科目」「フィールドワーク演習」の充実
「研究科横断型インスティテュート」の特徴を生かして、専門分野の異なる教員が各回の講義を担当するオムニバス科目「地域創造ワークショップ」や、フィールドワーク教育を得意とする教員が担当する「フィールドワーク演習」を開講する予定です。平日夜間と土曜日開講
社会人学生に配慮し、都心の市ケ谷キャンパスにおいて授業は平日夜間(18:35〜)と土曜日に開講しており、仕事と学業との両立が可能です。文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」
「職業実践力育成プログラム(BP: Brush up Program for professional)」とは、
大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムであり
文部科学大臣が認定するものです。これにより、社会人の学び直す選択肢の可視化、大学等におけるプログラムの魅力向上、
企業等の理解増進を図り、厚生労働省の教育訓練給付制度とも連携し、社会人の学び直しを推進します。地域創造インスティテュート修士課程は、文部科学省が社会から需要があり、奨励すべきテーマとして位置づける4テーマの中の「中小企業活性化」及び「地方創生」の2つのテーマにも該当するプログラムとして、令和7年度文部科学省「職業実践力育成プログラム」に認定される予定です。
社会人学生のために平日夜間と土曜日に授業を開講し、社会人が働きながら受講しやすい工夫を行っています。