カテゴリー: 02 シンポジウム・講演会

 映画・ドラマ・マンガ・アニメーションなどの舞台を観光地として、その地域の再生や活性化を目的とする日本コンテンツツーリズムの在り方について議論するシンポジウム「コンテンツツーリズムとは何か?」(「政策創造研究科2009年度連続シンポジウム」の第5回目)を2009年12月5日(土)、市ヶ谷キャンパス田町校舎にて実施いたしました。

 

増淵教授と西澤氏の対談 「冬のソナタ」をはじめ、韓国文化について多数の記事を執筆されているエンタメライターの高橋尚子氏と、「自遊人」(カラット)の副編集長を務め、連載中の「椎名誠の百年食堂」や昨年単行本化された「ニッポンありゃまあお祭り紀行」を担当している西澤亨氏をゲストスピーカーに迎え、本研究科教授の増淵敏之氏との対談形式で進められました。

 高橋尚子氏                                 高橋氏からは、「冬のソナタ」のロケ地巡りが根強い人気を集める要因が紹介され、その中で、日本人の「特有のこだわり」とも言える観点や視点の存在も指摘されました。

 

 

 

 

 

 


 西澤亨氏                                               

西澤氏からは、地域の財産ともなる「百年食堂(※)」を紹介するコンテンツ(雑誌「自遊人」連載記事や小説「津軽百年食堂」)を作成し、観光資源に変え、その地域の再生や活性化につなげていく事例が紹介されました。


  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のシンポジウムでは、映画・ドラマ・マンガ・アニメーションなど大ヒットしたコンテンツを基に、その舞台となった地に人々を呼び込んだ事例と、元々その地にあった資源を基に雑誌記事や小説などのコンテンツを作成し、それを目にした人を舞台となった地に呼び込むというそれぞれ異なる手法の「コンテンツツーリズム」が紹介され、ご参加頂いた皆様からもご好評を頂きました。

 会場に足をお運び頂いた皆様方に、心より御礼申し上げます。

会場の様子 

 

 今後も12月に1回、1月に2回、本研究科主催の
公開シンポジウムを予定しております。皆様の奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

※百年食堂:全国各地で百年くらい続いている、主に大衆食堂。雑誌「自遊人」では、三世代70年以上続いている大衆食堂を「百年食堂」として取り上げている。