当研究科 小峰 隆夫 教授と21世紀政策研究所の新刊
「実効性のある少子化対策のあり方
-日本の世界史的な役割-」
のご紹介です。
●内容紹介●
少子化と人口減少の問題は、2005年頃から言われ始めましたが、最近、景気の持ち直しによる人手不足や消滅自治体論が出るなど切迫感が強まり、再び議論が盛んになっています。また、人口の変化という枠を越え、結婚や雇用慣行への注目度も高まる中、政府におきましても、人口1億人という具体的でハードルの高い目標値を掲げ、一歩踏み込んだ対策が検討されるようになりました。
出生率が下がり、少子化が進むことは、労働力の不足、市場の縮小という形で企業経営に切実な影響が出てきます。本書は、長時間労働の是正、結婚・子育てにフレンドリーな労働環境の形成から、働き方の見直し、雇用慣行の変革など、企業が対処していくべき課題を考える上でも重要な示唆を与えるものとなっております。
企業の人事労務管理において、ぜひとも本書をお役立てください。
●目次●
第1章 総論
第2章 少子化の本当の「原因」とその対応
第3章 少子化対策のあり方:経済学的見地からのサーベイ
第4章 地域の現場から見た少子化日本の危機
第5章 韓国の少子化対策
●関連リンク●