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平成20年度文部科学省「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム」選定プログラム 諏訪地域「地力・知力アップ人材育成講座」(すわ地域「おこし塾」)が11月20日(木)に諏訪商工会議所内施設にて開講しました。

 

本講座の受講生は31名で当初募集定員を大きく超過してのスタートとなりました。

受講生のご職業は商工会議所職員、地元金融機関職員、観光事業従事者、NPO法人職員と多彩な顔ぶれであり、年齢層も20代から60代まで幅広い方々となっています。受講生に相通じるものは「すわ地域をより魅力的なまち」にしていくという思いです。会場はそんな皆さんの熱気に溢れていました。

 

 記念すべき初回授業の講師は法政大学大学院政策創造研究科 岡本義行教授が務めました。テーマは「地域の活性化とは何か。」― 地域の活性化のポイントは地域住民の居住地域に対する意識を高めること、そして住民間のネットワークづくり、地域活性に寄与する諸活動への協力体制づくりを構築することの重要性を説いた講義でした。講義後には、受講生が7グループに分かれ、「地域の活性化について」ディスカッションを行いました。受講生の皆さんには大変熱心にディスカッションに参加して頂きました。

 

グループ発表では次のような鋭い問題提起がなされました。

1)すわ地域には自然や製造業など様々な資源があるが、これまでそれらの資源にあぐらをかいて必死に地域づくりを考えてこなかったのではないか。恵まれた諸資源をネットワーク化し、まとめていく人材が必要。

2)7年に1回の御柱の機会をとらえて、海外の人を呼び込む工夫が必要

3)地域の食に目を向けるなどして、地域が一つになることが必要

4)住民の気質をよく知り、それを変えていくことを考える必要がある

5)霧ヶ峰高原牛乳のようにもっと地域資源としてPRすべきものがあるはず

6)すわ地域を訪れてくれた人に心をこめたもてなしをしていくことが大切

7)地域活性化のための全体のデザインが必要 

等です。

21時の授業終了後、受講生の間で事業の話が持ち上がり、早速の成果に今後の本講座の展開が楽しみであります。

 

次回授業は11月27日(木)、テーマは「諏訪経済の構造と資源」です。講義は遠隔講義システムで東京市ヶ谷キャンパスから配信します。

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法政大学大学院政策創造研究科岡本義行教授による講義 。テーマは「地域の活性化とは何か。」

 

 

 

 

 

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会場は満席で、講義後のディスカッション・グループ発表では「地域活性化」に関する数々の問題提起がありました。今後の展開が楽しみであります。