職人の作り方
ものづくり日本を支える大田区の「ひとづくり」
奥山睦(著)
定価:本体 780円(税別)
内容紹介
団塊世代の大量定年退職、技術の高度化とモデルチェンジの速さに伴う短命化、さらには国際競争力の強化も不可欠となるなど、日本のものづくりは危機的な状況に陥る可能性があるとも言われている。
本書では、長年、東京都大田区で事業を営みながら、積極的に地域活動にかかわり、多くの中小製造業の経営者との交流を持つ著者が、ものづくりの町・大田区におけるキャリア教育と事業継承という「ひとづくり」を追っている。
ニートやフリーターなど、人材育成やキャリアデザインの問題は、今の日本が抱える問題でもある。本書は、大田区の事例を紹介をしているが、同様の問題に取り組む上での糸口になるはずである。(カバーより)
著者コメント
ものづくり日本の復興を願い、大田区の事例をふんだんに取り入れて、約半年間の取材と調査に基づき、キャリア教育と技能継承という「ひとづくり」の視点から書いてみました。
最先端の技術になればなるほど、超ローテクつまり職人技に頼ることが多いというのが製造現場の現実です。日本が中国や韓国に勝てる最大の武器が、ものに魂を込められるこの職人の応用力なのかもしれません。その職人をどう育成するかは、亡国阻止を考えるひとつの課題なのかもしれません。
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