カテゴリー: 06 書籍紹介

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  環境ビジネスの挑戦

 長沢伸也編著,環境マーケティングプロジェクト共著


 定価:本体 2000円(税別)

  • 新書: 271ページ
  • 出版社: 環境新聞社(2008/3/10)
  • ISBN-10:4860181441
  • ISBN-13:978-4860181444
  • 発売日: 2008/3/10
  • 商品の寸法: 18.4 x 13.2 x 2 cm

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    内容紹介

     本書は、前著となる長沢伸也・黒坂俊介『廃棄物ビジネスの挑戦』環境新聞社(2005年)の続編に当たる。環境ビジネスについての書物が希少な中で、同書は環境ビジネスの経営者のみならず、研究者、学生、さらには環境分野に多くの関心を寄せる他業種の方々など幅広く活用して頂き、またケースブックとして好評を頂いた。その第二弾として、編成されたものである。「環境ビジネス」の範囲を広げて先行的で独創的な企業6社を取り上げた。今回は、長沢が法政大学大学院環境マネジメント研究科で担当している「環境マーケティング論」のプロジェクトメンバー6名が候補企業を選定し、長沢と共に2007年5月~6月にかけて各企業の社長へのヒアリングを行ない、それを基に経営戦略や成功要因などを分析し、環境ビジネスの現状や展望を考察するものである。本書は、取り上げた各社の企業経営の巧拙を問うことを目的としたものではなく、分析及び討議上の視点やケースブックとして資料を提供するために作成したものである。(長沢教授(早稲田大学大学院商学研究科)作成の紹介文より抜粋)

     

    著者コメント

     【Business Cace6】の執筆を担当した、政策創造研究科博士後期課程の山田勝己です。昨今、環境ビジネスにより、環境配慮はお金がかかる時代から、企業戦略の重要な要因へと変化し「環境と経済」の両立が具体化してきた。私の担当した会社は、中小塗料会社の事例である。同社が環境ビジネスを成功した背景、現状の問題点を通じ、「環境ビジネス」とは何かを感じとって頂ければ幸いです。
     『東日本塗料株式会社は、大手塗料会社の下請けではなく、独自の製品開発・製造を行なっており、全製品に占める環境配慮商品の割合は、大手塗料会社の約10倍ほどである。環境配慮商品の開発は、現場からの要望に応えた製品開発及び製造した結果であり、VOC規制よりも以前に規制値をクリアしていた。同社は現場からの小さなニーズを大切にし、営業部と技術部との絶妙な連携により、製品の開発・製造を行なっている。そのため、気が付けば業界でトップクラスの、環境配慮商品保有率を誇る。』(本文より抜粋)