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水辺のまちづくり

住民参加の親水デザイン

 上山肇(共著) 日本建築学会(編)


 定価:本体 2600円(税別)

  • 単行本: 205ページ
  • 出版社: 技報堂出版
  • 発売日: 2008/9
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.6 cm

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    内容紹介

     水はあらゆる生物の命を維持する基本要素であり、多くの科学技術分野でその取扱いに関する研究が進められてきました。
     日本建築学会環境工学委員会水環境運営委員会では、建築と都市・地域に存在する水辺空間を居住環境整備計画へ取り込むための種々の活動を水利用の立場から人と水とのかかわり方を主体として総合的な観点から展開されてきています。
     第1章「水とまち概論」では水辺空間における人間活動や居住環境整備計画の推進における住民参加と合意形成の進め方について、第2章「水辺の効用」では水辺空間をまちづくりの一つの構成要素として取り込むことの効用を、第3章「水辺のまちづくりの実践」ではこれまでに水と都市小委員会委員がかかわってきた事例を中心に取り上げています。

      

    著者コメント

     本書は、一連の委員会活動が進められるなかで、新たな親水形態とまちづくりの関係を人間と生き物の視点から考察し、一般市民とともにつくり上げていく方針を検討することを目的にしています。学会では2年間のサブワーキングによる活動を経て、2005年度に「水と都市小委員会」を発足しましたが、この度その活動成果を取りまとめました。本書で執筆したものも私の博士論文の一部となっています。