政策創造研究科シンポジウム
『地域でのコンテンツ活用
ブランド戦略
〜新たな地域創出に向けて』
日時:2014.10月25日 (土) 15:00-START
場所:ボアソナード・タワー 26F 会議室A
定員:70名 参加費:無料
●趣旨●
現在、コンテンツ産業は大きな転換期を迎えているが、その要因をインターネットの普及やデジタル化などの技術的イノベーションに求める議論が主流を占めている。従来的には日本のコンテンツ産業は東京の寡占状況にあった。地域での独自コンテンツ創出はなかなか難しかった。しかし現在では上記の理由によって、地域でもコンテンツそのものを創出することが可能になった。例えば札幌のクリプトン・フューチャーメディア「初音ミク」や福岡のレベルファイブ「レイトン教授」などの事例が生まれ、地域のメディア・コンテンツ企業がようやく萌芽しつつある。また同時にそのコンテンツを活用した新たなブランド戦略も生まれてきている。特に観光文脈を意識してのものが多いことに留意すべきだろう。観光と産業は並行して考えていくことが肝要であるが、このシンポジウムでは前者に注目して、観光文脈でのブランド戦略の実態を明らかにしながら、地域の持つ可能性を論じていきたい。さらに東京への「ヒト・モノ・カネ」の集中が進む中、経済的衰退に直面する地域を論点にして、コンテンツという視点からの議論は、今後、重要な鍵になっていくに違いない。
●スケジュール●
14:30-15:00 開場
15:00-15:15 開始・挨拶
15:15-16:45 発表(発表順は変更の可能性があります。)
①宮入恭平
②岩崎達也
③國崎潤香
④吉田宏一
⑤武友淳
⑥鈴木成昭
16:45-16:55 休憩(10分)
16:55-17:30 討論
17:30 終了
●出演者紹介●
増淵敏之(法政大学大学院政策創造研究科教授)
専門領域は文化地理学、単著に『物語を旅するひとびと–コンテンツツーリズムとは何か―』(彩流社、2010年)、『欲望の音楽―「趣味」の産業化プロセス―』(法政大学出版局、2010年)、『物語を旅するひとびとⅡ-「ご当地ソング」の歩き方―』(彩流社、2011年)、『路地裏が文化を生む!:細街路とその界隈の変容』(青弓社、2012年)等がある。
宮入恭平(法政大学大学院政策創造研究科非常勤講師)
法政大学大学院兼任講師、国立音楽大学ほか非常勤講師。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ライブハウス文化論』、共著に『ライブシーンよ、どこへいく』、共編著に『「文化系」学生のレポート・卒論術』(いずれも青弓社)、翻訳書に『地下鉄のミュージシャン』(朝日新聞出版) など。
岩崎 達也(法政大学専門職大学院イノベーションマネージメント研究科非常勤講師)
博報堂のコピーライターとして、サントリー、カネボウ、JRAなど広告作品・受賞多数。日本テレビに転職。宣伝部長、編成局エグゼクティブディレクターなどを経て、現在、日テレアックスオン執行役員。法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科兼任講師
國崎潤香 (株式会社インフィ二ティ・ラボ代表取締役)
中小企業診断士。バンダイでの玩具開発、バンダイビジュアル、角川書店でのアニメ製作プロデューサーを経て、2014年にコンテンツ支援のコンサルティング会社を起業。岐阜県大垣市のキャラクターをプロデュース協力中。
吉田宏一 (「美女旅」デザイナー)
h design project(エイチ デザイン プロジェクト)代表。グラフィックデザイン・写真撮影を主な仕事とし2012年、『美女旅』を企画・制作する。
武友 淳 (維新エンタテインメント代表取締役)
2011年維新エンターテインメント株式会社を創業。広告のディレクションや、小説・ラジオドラマ・映画などを制作を手がけ、その他にも多方面でビジネスを展開している。
鈴木成昭 (NPO法人宇都宮中心商店街活性化委員会常務理事)
宇都宮市民芸術祭軽音楽祭「ミヤ・ストリートギグ」、宇都宮ジャズの街委員会並びに宇都宮ジャズ協会を立ち上げる。宇都宮中心商店街活性化委員会の事業スキーム構築のため常務理事に就任、法人化や集客交流事業を行い現在に至る。
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