当研究科 の学生が地域活性学会の2023年実務研究論文賞を受賞しました。
●持続可能な地域づくりのためのサーキュラーエコノミー実践研究
― 福島市DMOの取り組みを事例として ―
・第一筆者 熊坂 仁美さん(増淵ゼミ)
・第一筆者 大川 朝子さん(上山ゼミ 21年度修了生)
・責任筆者 吉田 秀政さん(国立大学法人 徳島大学 准教授)
論文要旨▼
持続可能な社会の実現が求められる中、環境に配慮し経済価値を生み出す循環型経済(サーキュラーエコノミー)への転換への必要性が急速に高まっている。また、過疎化に伴う経済規模の縮小が懸念されている地方都市においては、その対策として地域リソース利活用の最大化を目的として、多様なステークホルダーが参与する地域循環経済圏の実現が求められている。本研究では、福島市DMOが主体となり、「規格外桃」利活用の最大化を企図した「サーキュラーエコノミー」エコシステムの効果検証を目的とする。その結果、環境および経済の面で一定の効果が認められ、地方都市における地域内経済循環システムとしての同手法の可能性が確認できた。