「地域活性特論」公開授業(6月12日土曜日3限)のお知らせ
   本研究科客員教授 岩國 哲人氏(前衆議院議員、元出雲市長)
を迎えた授業を一般公開致します。入場は無料です。参加希望の方は
   以下の応募受付フォームにてご登録くださいますようお願い致します。
 
  ■タイトル
   「日本一企業となった市役所の秘密」
 
  ■概要
   岩國氏は、1989年から1995年まで島根県出雲市長を務められた。
在任中、「行政は最大のサービス産業」「小さな役所、大きなサービス」
      という持論をもとに、ショッピングセンター内の行政の土・日
     サービスコーナーや樹医制度の創設、総合福祉カードの導入、日本最大の
      木造ドームの建設など次々と新施策を実現し注目される。出雲市は
      わずか2年で、トヨタ、ソニーなどと並び日本で最も優れた企業として、
      JMA(日本能率協会)マーケティング最優秀賞を受賞するにいたる。
      講演は、自らの体験にもとづきながらも、わが国の地域経営のあり方に
      一石を投じる論点を数多く含んだ刺激的な展開となろう。
      多くの方が聴講者されることを期待したい。
 
  ■場所:本学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S407教室
  
    ■時間:13:30開始 15:00終了
  
    ■応募受付フォーム
https://www.hosei-web.jp/fm/index.cgi?id=70
                    

 




 最後に、東京の芝浦で倉庫業を営む池田氏には、「東京芝浦における倉庫の活用」というテーマで、倉庫の様々な活用事例を紹介していただいた。ここでは、リノベーション・リニューアル・リサイクルといった考え方を包括的に盛り込んだ活用を「RE・倉庫」と定義し、次世代の倉庫の在り方が示された。それは、本来の機能を果たさなくなった倉庫を、オフィスやダンス・スタジオなどのマーケットニーズに対応した使い方に更新するという事例であった。また、「B級建築」に対しては、マイナスイメージをともなうB級よりも「ビンテージ」として積極的に価値づけていくことが提案された。倉庫は構造的に強く、都心に立地するうえに経済的にも安価であることから、今後、倉庫を活用した「RE・倉庫」の幅は広がるであろう。
