当研究科所属 増淵 敏之 教授と 宮入 恭平 先生が
分担執筆で参加された
「レジャー・スタディーズ」
(世界思想社)渡辺 潤 編著
のご紹介です。
●内容紹介●
自由とは何か、豊かさとは何か、私はなぜ働くのか――レジャーからライフスタイルを見つめよう。旅行・音楽・スポーツからテレビやギャンブルまで、多様なレジャーの過去と現在を学ぶ入門書の決定版。現代文化を学びたい人にも最適。
●目次●
序章 レジャー・スタディースの必要性と可能性(渡辺潤)
Part1 余暇学からレジャー・スタディーズへ
1.余暇 (薗田碩哉)
2.遊び (井上俊)
3.ライフスタイル(渡辺潤)
4.仕事(三浦倫正)
5.カルチュラルスタディーズ(小澤考人)
Part2 レジャーの歴史と現在
6.教養と娯楽(加藤裕康)
7.ツーリズム(増淵敏之)
8.音楽(宮入恭平)
9.ショッピング(佐藤生実)
10.スポーツ(浜田幸恵)
Part3 レジャーの諸相
11.ライフサイクル(盛田茂)
12.食(山中雅大)
13.映画とテレビ (盛田茂+加藤裕康)
14.ミュージアム(光岡寿郎)
15. ギャンブルとセックス(岸善樹)
索引
あとがき
●渡辺先生のコメント●
「今、「レジャー」について考える理由は、経済的にこれほど豊かな国になったの
に、日本人の「レジャー」はなぜ貧困のままなのか、という疑問でした。ところがここ
数年の状況は、雇用形態の変化や「残業代0法案」に顕著なように、その豊かさが怪
しくなっている点にあると思います。ですから、ひょっとすると、この本を見かけた
人は、こんな大変な時代になぜ「レジャー」なのだと思うかもしれません。しかし、こ
んな時代や状況だからこそ、「レジャー」について、自分の生き方や「ライフスタイ
ル」と関連させて考えることが必要だと強く言いたくなります。是非中味を読んで、
そのことを認識して欲しいと思います。
●詳細●
渡辺 潤 著
本体2,500円(税別)
2015年 7月発行
A5判/240頁
ISBN978-4-7907-1662-4
●関連リンク●